津波警報の巻

公開日:2022年01月16日 カテゴリー:未分類 タグ:

夜11時過ぎ津波を知らせる警告音がけたたましく鳴る。僕はソファーに横になりながら「兼高かおる世界の旅」をYouTubeで見てた。携帯の警告音はその後も定期的に鳴るもんだから寝るに寝れない。テレビからは「津波です津波です」と非常事態を知らせる男性アナウンサー。津波がもっとも警戒される奄美地方の港が映し出されるが、普段と変わらない穏やかな海の映像が流れる。それでも東京のアナウンサーは「津波です」を連呼する。そして言い疲れたのか「ちなみです」と言ってしまう。僕はクスッとし寝る事にした。実際は何て事無かったが、これぐらいの緊迫感が必要なのかもしれない。・・・「兼高かおる世界の旅」は1959年から31年間放送され兼高かおるは世界150カ国を回ったという。この番組は日曜日の午前中に放送されており、僕の「子供の頃の日曜日」を思い浮かべる時に「牧伸二の大正テレビ寄席」と共にかかせない記憶となっている。昭和40年代はまだ1ドルが360円で庶民の海外旅行は夢のまた夢であった。と分かったような事を言っているが、当時子供だった僕は海外旅行を夢にさえ見なかった。・・・昭和40年僕の父が鎌倉市の視察団として当時の「ソビエト連邦」に出かけた。今では考えられないが父は横浜港から船で旅立ったのだ。僕ら家族は紙テープを投げしばしの別れとなった。そんな時代の兼高かおるの世界の旅なのだから、海外旅行は未知の世界だったのだ。